高齢化社会と車の深刻な問題

最近、高齢者ドライバーによる自動車事故の話題を、よく目にします。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6220796

確かに、反射や判断の速度も鈍る上、認知症や各種急病のリスクも跳ね上がりますし、今後ますます高齢化社会となるうえで、ケアや対策が必要ではあると思います。

ただ、なんというかこう、今注目されがちだからといって、安易に何でもかんでも「また」高齢者ドライバーが事故を!みたいな論調は、ヤバいんじゃないのとも思います。

http://www.news24.jp/sp/articles/2016/11/14/07346433.html

原因や因果関係もまだ明らかになってないのに、短絡的に「高齢者にハンドル握らせるのはヤバい!車運転させるな!」という極端な論調ばかり煽ってしまうのでは無いかと。

例えば、同じ高齢者による人身事故でも、下記の事件など、単純に事故を起こした容疑者ばかりも責めにくいです。法的な過失の理屈はともかく、人としての感情的には。

http://www.asahi.com/sp/articles/ASJCD75TQJCDUTIL036.html

頼る身寄りもおらず、長年連れ添った伴侶が今にも危うい時に、必死に徹夜で看病して、かといって家も開けられずやむを得ず車に乗るしかなかった…と。
これって、高齢化社会の複雑に絡み合った様々な問題が内包されていて、単に高齢者の運転を禁止したからといって本質的な解決にはならないですよね。

私の生まれた田舎などでは、近所に病院などもなく、鉄道やバスなどの交通手段も貧弱な中で、どうしたって車無しでは厳しい環境です。そんな環境で、車も乗れないとかなったら、それこそ必要なときに必要な医療も受けられず、江戸以前の僻地のようにのたれ死ぬしかなくなってしまうかもしれません。

認知症など明らかにドライバーとしてはヤバいリスクを抱えている人に対してはある程度の規制もやむを得ないかもしれませんが、最低限であるべきで、短絡的に70歳越えたら車運転するな!みたいな極論は慎重になるべきです。

介護や福祉、病状や運転適性のまめなチェック、何よりも家族や近しい人のケア。高齢者を安心して暮らして頂きつつ、若者や労働人口の負担もいかに適性に抑えていくか。これからの日本人として、皆が腹をくくって考え、担っていくしかないんじゃないかと。
大変だとは思いますが、決して、悲観的な話にばかり考えなくてもいい。受け止め方というか、気持ちの持ちようです。

とりあえず私は、そんな風に思う次第です。




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