「不格好経営」でも真面目にさえ商売してくれてたら良かったのに


そんなわけでですね、ついこないだ、DeNAの南場さんの書いたこちらの本を読みまして。遅くなりましたが、簡単に感想など、適当に綴っておこうかなと思います。

いわゆる今年後半のWeb業界界隈の一大イベントであった「Welq騒動」の渦中で、例の記者会見と前後して、ふと読んでみようとkindleで買ったミーハーなんですけど、南場さんの文章自体は時々お見かけしたブログなどで読んでて、やっぱりすごく面白いこと書ける頭が良くて感じのいい性格のいい人だなあと思ってました。この本においても、南場さん式なゆるりと笑える気さくな文章で、難しいこと何もなくて面白く読めます。

一方で、凄いは凄いんですけど、ちょっとやっぱり浮世離れしているというか、不格好とか言いつつも一々その時に出てくる人物がソニーやらリクルートやら錚々たる社長さんなど凄い人ばかりだし、SNSの出会い系問題だったりコンプガチャ問題など時代を騒がせた騒動の時にも、スルスルっと中央省庁と会合持つとかさも簡単に出てくるので、やっぱり次元が違うところで事業やってるんだなあと、誤解を恐れずに言えば、しらっとしちゃいます。

頭もいいんだろうし、人格も素直でポジティブでまっすぐで、信頼してくれる人なのかなあという印象なんですけど、それが故に却って、会社としてノリと数字重視・収益重視の勢いの中で、変なほうに雪崩を打って進んでいくのを食い止められなかったのかなあ、と。後継者たる守安社長を、よほど信頼してたんでしょうね。

まさに旦那さんがガンで闘病で、それを支えるために社長職を退いて、Webの医療系情報の品質のノイズの多さを知ってそれを変えようと事業を立ち上げたのに、最終的に自社がその質の悪い医療情報の蔓延を率先していたというのは、皮肉以外の何でも無いですよね。

ただ、先にも言ったとおり、SNS出会い問題やコンプガチャ問題など、様々社会を騒がせた問題をいくつも乗り越えてきたのがDeNAという会社ですし、この本にもあるとおり、南場さんはまだまだそうした危機をチームとして乗り越えられる会社であることを信じてもいると思うので、第三者委員会とやらの調査結果が出た後で、どうDeNAが復活してくるのか、それとも今度こそ難しいのか、来年も動向に目は離せませんね。
なんとか乗り越えて、何年か後にでも南場さんには笑顔でまたこの件も振り返って、本でも書いてもらいたいと願っています。

ではでは。

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