2008年01月04日

(Webにとって)寒い時代になりそうだとは思わんか?

↓最初にコレを見て、

404 Blog Not Found:情報に有害も有益もない
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50979590.html

↓ちょっとしてからコレを見た。

スラッシュドット ジャパン | 違法かどうか明確でなくてもサイト開設者に閲覧制限措置を義務付け(罰則付)?
http://slashdot.jp/articles/08/01/04/0213252.shtml

↓あ、あとこれも。

2008-01-04 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」#1199409625
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20080104#1199409625

ソースがまだちょっと微妙らしいけど。

で、こういう発想になる気持ちはわかる。
実際、お子ちゃまには有害、危険な情報がありふれてるのは、オイラのような仕事してる人間は腐るほど見てきてるわけで(つか、グロ系なんて大人でも普通の神経の人ならケツが浮くよorz)、現に実際、自分が運営・サポートで絡んでるWebコミュニティなんかでは、法案とかそれ以前に自前でかなり踏み込んで対処してる(ちょっとばかし井の中の蛙が奇形進化しすぎてて、それはそれでやりすぎだろって度肝を抜かれた経験もありますがw)。また、ここ数年、そういう情報が起因してる犯罪も確かに存在することは、言うまでもないでしょう。

ただ、単にインフラを提供して仲介してるだけともいえるプロバイダ等に、全ての責任を押し付けようとするのは、せっかくネット界隈で色々面白いサービスを考え出して人々の生活に寄与しようとしてる業界を悪戯に戦々恐々とさせ、萎縮させて本当に面白く利益を生み出すパワーにブレーキをかけるという弊害のほうが大きいんじゃね?とも思うわけです。だれだってリスクはしょいたくないしね、そうなると「臭いものにはフタ」的な寒い時代にシフトすることも容易に想像できるわけです。

そもそも、dankogai氏も指摘してるとおり、こういう法規制ってのは「表現の自由」「通信の秘密」っていう個人の権利に対するカウンターアタックとしてガン細胞化することがままあることだって、歴史を振り返れば嫌ってほど我々学習してきたはずのこと。そりゃあ勿論、それはそれでそういう権利侵害を恐れるあまり悪質コンテンツに踏み込めない要因にもなってて弊害はあるんだけど、だからって逆方向に反作用させるのも、バランス感覚は難しいよね、ちゃんと取れる?って危惧は認識してないといけないと思うわけです。

ま、法案を提出しようと検討してるだけの段階らしいなので、別に今すぐどうこうってことはないんだろうが、最近の例でいくと著作権侵害コンテンツのダウンロード違法化という良くわからない流れもあるわけで。しかも大多数の「こちら側」にまだ半身以上どっぷりと浸かってる人たちは当然のこと、逆に「あちら側」にシフトしつつある人(割と知的レベル高いフリをしたがる人も多いので上っ面だけでも考えてみようとするだけマシだが)であっても、その辺のことはネットという技術的なことに法律的社会学的なことが加わって来る以上、どちらにもある程度理知的に対処できる人が圧倒的に少ないわけですから、その辺皆が皆十分に議論して理解し納得できることはあんまり期待できそうにもないし、なんだか薄ら寒い予測もしてしまうわけであります。

ちょっと飛躍するけど、オイラ的に、これはネットとかその辺の知識・・・っていうか感覚の食い違いだと思ってるんです。
サポートなんて因果な商売やってると、右クリックも知らないばかりかマウスをディスプレイに押し付けて操作しようとする笑い話かと思えば実話な状況もたっぷり見てきてるんですが、ネットとかPCの感覚って、わかる人は大した説明も要らずわかるんだけど、わからない人は一生かかってもわかりそうにないとしか言いようが無い。つまり、人間って種族が全てそういう感覚を身に着けるようになるまで、こういう類の問題って手を変え品を変え、いつまでもつづくんじゃないかなーと思って暗澹としたりもするんですけどね。

ガンダム的世界観に例えたら、そういう感覚が身に付いた人=ニュータイプ(スペースノイド)、身についてない人=オールドタイプ(アースノイド)に置き換えられたりするんかなと、いや、これはちょっと乱暴な喩えだったか^^;

まあともかく、ユーザーサポートの存在意義ってそこをうまく架け橋になってあげることだと日々思い悩み努力してる自分みたいな人間もいるわけで、民間レベルでも頑張ってるところは頑張ってるんだから、もう少しお互い相手のことを思いやりつつちゃんと議論して誰もがニコニコできる世の中になってくれんものかなと、ふと思いましたとさ。

posted by tacryan at 23:42| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | Web/IT | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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