ニコ動もそれは考えてるかやっぱり

ちょっと前のCNETに出てた記事なんだけども。
「ユーザーのボランティア精神にひっかかるようにする」--ニコニコ動画運営のコツ:インタビュー - CNET Japan


――運営にもユーザーを巻き込むということですか。
 いまはまだ想定の初期段階なんですが、そういうことも含めてやっていく可能性はあります。ただそこは非常に判断が難しいところで、モラルの維持に対してユーザー同士の裁定を入れるかというと、それはそれですごく難しい問題になってしまう。時間をかけないといけないかなとは思っていますね。


・・・実はそれはオイラも考えてるところだったりして。

勿論サービスとしてはウチの扱ってるものとニコ動とは全然違うものなんだけど、ユーザーが沢山集まってコンテンツを生み出し、価値を高めていくというところでは同じなわけです。

で、これ(ユーザーを巻き込んだ運営即ちユーザー自治)がうまく出来ると何がいいかといえば、運営にかかるコストの削減(サポート要員の人数を抑えることができる)だったり、トラブルのリスクの分散(ユーザー間での紛争解決)とか、ユーザーのロイヤリティ向上、コミュニティ・コンテンツの質の昇華、などなど。

そういうわけで、実際既に自分のところのサービスでは、そういう要素を取り入れようとして導入してる機能もなんとなくあったりする・・・んだけど、実態としては、上に列挙したような成果はほとんど出せてない。

まあ継続的な仕組みの向上・機能拡充がリソース不足で全然手を回せていないってのもあるが、そもそも発想はよしとしても、単なる発想(ほぼ運営コストの削減)だけしかなくてコンセプトの詰めが甘い上に、どこか手前勝手な都合の良い思いだけでいきなり形をつくっちゃったもんだから、根本的に改善していかないとどうにも泥試合だよなあって感じ。

確かに、「それはそれですごく難しい問題」、すなわちユーザー間の自治とは言っても、そのハンドリングを任せるところは可能な限り任せて運営側の介入は最小限に留めつつ、絶対方向性は会社のそれとぶらさないようにするっていう微妙な舵取りは、極端に言えば実社会における政治のレベルにまで到達しそうな困難でもあり、その舵取りをする「運営」のセンスと度量が、余程高いレベルで維持できてなければ無理。しかも、そういうレベルでサービス(CGM)の運営を考え差配できる人材って、こんだけWebのサービスが市場として固まってきつつありながら、実は全然いないように思えるんだな。

そこに、今後の業界でアピールしてく埋もれた宝があるような気もするな~とか、なんとなくここ一年ほど、ずっと考えてたりします。

 ※一遍メモのブログのほうで書いたんだけども、
  意外に筆がのってしまったので、やっぱり本館のほうに
  アップすることにしました。

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