いよいよもって大炎上の気配となって参りました

少し前にこんなエントリーを書いて、
Happy RIDE,Tacryan: (Webにとって)寒い時代になりそうだとは思わんか?


ちょっと前にこんな記事を見つけて、はてブだけしときました。
はてなブックマーク - 日本のインターネット産業に大きな節目?--自民と民主が重要法案を準備:ニュース - CNET Japan


その後、MIAUがこんな↓声明出したりしてて、
MIAU : 共同声明:私たちは青少年ネット規制法案に反対します


きな臭いなーとか思ってたら、さらにGIGAZINEさんまでこんなまとめ記事を。
「青少年インターネット規制法案」が成立すると、日本のネットは完全に死ぬ - GIGAZINE


すなわち、日本のネット業界において押しも押されぬ
ヤフー、マイクロソフト、楽天、さらに「モバゲー」で有名な株式会社ディー・エヌ・エー、さらにフィルタリング事業を行っているネットスター株式会社の5社が共同で
反対を出したってんだから、さあ大変。

オイラも含めネットで騒いでる匿名の有象無象なんてのは、単に自分等の権利というか楽しみが規制されることに感覚的、脊髄反射的に拒否反応を示してるところも大きいと思いますが、この辺の大企業ですら反対を表明するってことは、実際ビジネスとしていろんな分析の元に考えても、やっぱり、功よりも罪のほうが大きいと判断したってことですから、これでも果たして自民・民主の議員センセイ方は、法案提出する気になるんですかね?つか、この法案については、自民も民主もほぼ同意見ってことは、法案提出されたら政党政治的に考えて国会での大した議論も無く可決され執行されるってわけですよね。これでどう、IT立国(←すっかり死語ですかねw)するつもりなのか、もしや半導体だけ作ってれば、日本は安泰とでも考えてるわけかい?

とにかく、ネットとそれを取り巻く諸問題について、やっぱり考えが足りてないんだろうと言わざるを得んでしょうな。

もっとも、「国民全体のリテラシー向上のための教育を」という対案も至極もっともなんだけど、じゃあどうしたら、リテラシーなんてものを、デジタル的思考回路の無い大多数の高齢者連中に備えさせることができるんだい?ってあたりで、具体的なアイデアが欲しかったりもするんですけどね。

個人的には、ITリテラシーなんてものをデジタル的思考回路を備えていない類の人間に備えさせるなんて、猛烈に至難の業と考えてまして。それはもう、ITのユーザーサポートというその面では最先端の戦場で何年も立ち回ってきた経験から感じてることなんで、いわゆる技術者・ギークと呼ばれるような人たちよりもずっと現実的に感じ取れてる気がするんですけどね。

喩えるならば、鳥が、空を飛ぶことにおいて、最初に飛ぶために多少の努力は必要とするかも知れないけど最終的には特に意識はせずとも飛ぶ技術を誰もが備えられるのに対して、翼を持たない地上動物が、何をどう努力しようとも絶対に自力では誰も空を飛べないことと、事象としては似ている感じ。

だから、理想論としては、誰もがリテラシーを備えられるように教育こそ大事っていうことは非常に良くわかるけれども、ではそれをどう教育したら皆が空を飛べるようになるのか?そもそも、現在教育の現場で子供たちに教える立場の人たちは皆、既に空を飛べている鳥なのか?また一方で、子供たちは全部翼を備えた鳥の雛なのか?・・・とまあ、こんなところで、理想論どおりというのはとてつもなく果ての無い、ゴールの見えない解決法でもあるのではないかとも思うのです。

飛ぶための羽が無いなら羽の代わりになる道具を作って渡してあげればいいんでしょうが、結局まだその羽の代わりになるものですら、リテラシーが無いと使いこなせないレベルであるのが、今の状態。
一方で、羽も無いのに飛ぼうとして(リテラシーが無いということは自分に羽が無いことにすら気付けないということでもある)、ネットの暴風に晒されて再起不能なほどの被害を蒙っている子供も多数出てきているという現実もまた差し迫っているわけで、早急になんらかの対策が必要なのもまた事実。

この辺、短期的な対策と中長期的な施策を、バランス取りつつ舵取りしていくことを意識して、考えていかなきゃなんだけどな~なんてことも考えてみたりするんですが。。。

ま、とりあえず、今の法案はその辺ぐちゃぐちゃで、短期的な問題を中長期的にも当てはめちゃえばいいだろという短慮でバランス感覚も無いもののようなんで、オイラも反対ということにしておこうかと思います。以上。


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